枝雀の「六十一人目」

枝雀の「六十一人目」
今のところ、六十人の仲間に大きな変動はないと思います。と申しますのが、この六十
こそ私の落語のエッセンスとでも言えるものだからです。私が落語の世界を描くために使
う絵の具は、この六十人のおかげでほぼパレットに出そろったと思うのです。この絵の具
を混ぜあわせたり薄めたりして新しいネタに応用していけるはすです。少なくとも、私が
良しとする落語なら、この六十の絵り具で充分です。
もちろん、いつまでも自分の好きな、自分に合ったネタばかりやっているわけにはいき
ません。「地獄八景」のようにニンにないと思うものででも挑戦しなければいけないでしょ
う。私は、自分の絵の具で足りないのは、「知的な笑いの噺」と「色気のある噺」だ、と
思うのです。他にもぬけてるかもしれませんが、大きくはこのニつです。とりあえず、知
的」のほうは「地獄」でチャレンジさせてもらいましたんで、次は「色気のある噺」に挑
戦したいと考えています。

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